宮田笙子への処分が物議をかもす?オリンピック出場の夢を奪うのは重すぎか、妥当か

 

こんにちは!

 

パリオリンピックの開幕も目前に迫った中、体操界に突如衝撃が走りました。

 

主将でエースであった宮田笙子選手が、代表からの辞退を発表したのです。

 

どうやら20歳未満でありながら、飲酒・喫煙をしたということが問題となったそうですが…

 

この処分に対しネットでも「重すぎる」派と「妥当」派で意見が分かれています。

 

とりわけ著名人からの「重すぎる」意見も注目されていますよね。

 

なぜここまで意見が分かれているのでしょうか。

 

宮田笙子がオリンピック出場を辞退

【生年月日】2004年9月21日

【出身】京都府

【高校】鯖江高等学校

【大学】順天堂大学

【身長】151cm

 

 

 

 

パリオリンピックにて、体操競技日本代表のエースとして期待されていた宮田笙子選手。

 

 

しかしオリンピックの開幕が目前に迫った718日、突如日本代表チームからの離脱が発表されます。

 

 

そしてその理由は翌日、飲酒と禁煙であることも明らかになりました。

 

 

宮田笙子選手は2024年の9月をもって20歳となります。ですので、飲酒・喫煙が発覚した当時はまだ19歳でした。

 

 

19歳はもう未成年ではありませんが、お酒やたばこは変わらず20歳からと法律で定められています。

 

 

どうやら体操協会内で宮田笙子選手が飲酒・喫煙しているという疑惑が浮上していたようで、本人に聞き取り調査をしたところ、それを認めたとのこと。

 

 

それに伴い、宮田笙子選手がオリンピックの代表を辞退したということになっています。

 

体操協会の処分は厳しすぎる!?

しかし、この処分に対して「厳しすぎるのではないか」という意見も続出しました。

 

 

あくまで表向きは宮田笙子選手の辞退ということになっていますが、やはり実質的には体操協会からの処分というようにも見えますよね。

 

 

陸上競技で3度のオリンピックに出場した為末大選手は

 

 

 

 

また教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんは

 

「取り返しのつかないような重い処分は違うように思います」

「特に若者は、失敗から学び成長するものです」

 

と論じています。

 

 

確かに私個人としても、別に19歳がお酒を飲んでいてもたばこを吸っていても、それほど何とも思わないかなとは思います。

 

 

処分は妥当だ派の意見も 

ただオリンピックの出場辞退ということについては、妥当な判断であるとも思います。

 

 

今回のケースでは20歳未満の飲酒・喫煙禁止という法律に違反しただけでなく、日本体操協会が定めるルールにも抵触していました。

 

 

体操協会では「日本代表チームとしての活動の場所」では20歳以上の選手でも原則として飲酒・喫煙が禁止されています。

 

 

(飲酒に関しては合宿の打ち上げや会食の場などでは認められる場合もある)

 

 

今回喫煙が発覚した場所は、強化合宿で使用していた「味の素ナショナルトレーニングセンター」

 

思いっきりルールを破ってしまっているのです。

 

 

ですので、そこに違反したとなれば、協会からの処分は妥当でしょう。

 

 

ネットでも「妥当派」の方は多く、武井壮さんなんかは

 

「国の予算や強化費を使って、ナショナルトレーニングセンターで合宿や遠征を行う選手がそんなルールすら守れなかったら、当然外される」

 

と、分かりやすく説明してくれています。

 

今回は処分されてしかるべき?

そうでなくとも、今回の選択は、体操界だけでなくスポーツ界全体に影響を与えかねません。

 

 

他のスポーツだって、やはり20歳未満の飲酒・喫煙が発覚すれば、何かしらの処分があると思います。

 

 

部内で謹慎処分が下され、練習や試合に参加できなくなることもあるでしょう。

 

規模によっては所属する協会から処分が下り、大会出場停止処分となってしまうことだってあります。

 

 

それが今回、処分無しという対応になってしまえば…

 

 

オリンピックだから特別」という前例ができてしまいます。

 

 

これでは他の競技や選手に対して示しがつきません。

 

 

 

 

そして何よりも、今回の違反行為発覚のきっかけが「内部告発」であるという点。

 

 

体操協会曰く、7月15日に宮田笙子選手に関する情報提供があったとのこと。

 

 

実は宮田選手が味の素トレーニングセンターで喫煙していたのは、センター内にある宿泊施設内の、さらに自室でのことだったそうで。

 

 

それを知ることができる人物はほんの一握り。そういったことからも、今回の件は内部告発なのではないかと推測されているのです。

 

 

さらに715日というタイミングでの内部告発、よほど腹に据えかねることがあったのでしょう。

 

 

そんな状況でもし宮田笙子選手が処分無しとなってしまえば、告発者の勇気ある行動がすべて無駄になってしまいます。

 

 

体操協会への不信感も募っていくに違いありません。

 

 

そう考えると、今回の体操協会の判断は妥当であると思われます。

 

 

 

自業自得とはいえ、今回の騒動で夢の舞台から降ろされてしまった宮田笙子選手。

 

 

しかし彼女の競技生活はこれで終わりではありません。

 

 

今回の件を糧に、どのような姿を見せてくれるのか。そこにも注目していきましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。