こんにちは!
2024年シーズンより読売ジャイアンツの指揮を執る阿部慎之助監督。
現役を引退してすぐに2軍監督になり、続いて1軍コーチを務め、そしてとうとう1軍監督に就任となりました。
しかし、その指導にはすでに賛否両論が沸いています。
とりわけ注目を集めるのが、秋広優人選手に対しての発言。
秋広優人選手に対しては厳しいコメントを残すことがほとんどで、ファンの中には「パワハラじゃないか」と受け取る人も
阿部慎之助監督の指導、パワハラになってしまうのでしょうか?
阿部慎之助が1軍監督に就任
長きにわたって読売ジャイアンツの指揮を執ってきた原辰徳監督が2023年シーズンをもって退任することが発表されました。
初めて指揮を執ったのが2002年、まだ松井秀喜さんが4番を務められていたころです。
この当時は原監督も44歳、若大将なんて呼ばれていましたね。
途中2度の退任がありましたが、22シーズン中の17シーズン、チームの指揮を執りました。
そしてその後任として選ばれたのが、阿部慎之助監督です。
選手として、キャッチャーとして、原監督を支えた人物。
2019年に現役を引退してからは、2軍監督・1軍コーチを経験を積み、満を持して1軍監督就任となりました。
前回の高橋由伸監督の時はあまりにも急な就任でしたから、今回のようにコーチとしての経験を積んでからの監督昇格は期待が高まります。
阿部慎之助は昭和の指導?
しかし阿部慎之助監督、早くもその指導方法に暗雲が立ち込め始めています。
というのも、どこかスタイルが昭和なのです。
采配ではバントや自己犠牲を重視することを公言したり、グラウンド外でも飲みやゴルフで積極的にコミュニケーションを図ることを推奨したり。
間違ってはいないのでしょうけど、監督がその方針を打ち出してしまうと、選手には重荷になってしまうような…
思えば2軍監督時代から、パワハラ的な指導が話題になったこともありました。
巨人の2軍 vs 早稲田大学野球部の練習試合があったのですが、ここで巨人の投手陣が四球で自滅する形となって敗退。
試合後、阿部慎之助監督は選手全員に罰走を課したのですが、これが大いに批判を浴びたのです。
もちろん阿部慎之助監督としても、走らせることが目的ではなく、選手たちの気を引き締めさせるために行ったことだとは思うのですが。
SNSではかなりの議論が巻き起こる指導だったみたいです。
秋広優人への指導はパワハラになる?
そして1軍監督になってからも何かと話題になるのが、秋広優人選手への発言です。
2023年シーズン、121試合に出場して打率.273(406-111) 10本塁打という成績を残した秋広優人選手。
2024年シーズンはさらなる飛躍が期待される年となります。
ですが阿部慎之助監督の目から見ると、社会人としても野球選手としても甘いみたいで。
2024年1月20日に出たニュースによると、2月1日から始まるキャンプでは秋広優人選手を3軍スタートにすることも考えたと発言。
その理由は「遅刻」でした。
なんでもオフシーズンに行われたNPBアワードや球団イベントに遅刻してしまったらしく。
「遅刻するって1番信用を失う」と苦言を呈していました。
しかもタイミングが悪いことに、このニュースが出た当日は、秋広優人選手が出演された「ジャンクスポーツ」の放送日でもありまして。
その放送の中で、秋広優人選手は阿部慎之助監督をいじるようなエピソードを披露していたという。
決してどちらにも悪意はないのでしょうが、何とも肝が冷えてしまうタイミングです。
とはいえ、遅刻したことを厳しく指導することは、パワハラになるのでしょうか?
止まらない秋広優人への苦言
キャンプが始まってからも、秋広優人選手への苦言が止まりません。
2月23日「野球を知らない」
この日は阪神とのオープン戦だったのですが、相手の佐藤輝明選手に特大の2ランを打たれた直後の攻撃。
先頭打者として入った秋広優人選手が初球を簡単に打ち上げてレフトフライにしてしまったことに対しての発言です。
「ホームランを打たれた後の初球を簡単に打ち上げているようでは」「野球を知らない」
と、厳しいコメントを残しました。
2月24日「今日も2人ほどプロ野球を知らない選手がいた」
2日連続で秋広優人選手への苦言。この日は10-1と巨人が大量リードという試合運びだったのですが。
9回2死1塁の場面でファーストを守っていた秋広優人選手が、ベースに付いて守っていたことに対しての発言となります。
状況を考えると確かにバッター集中でいい場面。こういった場合、ランナーがいてもベースから離れ、通常の守備位置で守ります。
しかしこの日の秋広優人選手は、ベースから離れていい場面でもベースに付いていたため、
2日連続で「野球を知らない」と阿部慎之助監督からの苦言を受けることとなりました。
(ちなみにもう1人は大量リードの場面でセーフティバントを試みた湯浅大選手に対してです)
2月25日「神のお告げがあったんじゃないですかね」
まさかの3日連続での苦言。この日もヤクルトとのオープン戦が行われており、0-2というビハインドのまま9回を迎えました。
しかし9回裏、松原聖弥選手・吉川尚輝選手が連続で出塁しオコエ瑠偉選手が送り1死2・3塁の形に。
ここで萩尾匡也選手が犠牲フライを放ち、1点を返します。
なおもランナー2塁のチャンスで、打席には秋広優人選手。1打同点、1発が出れば逆転サヨナラという最高の場面です。
しかし秋広優人選手はあえなく見逃し三振。試合後、阿部慎之助監督は息を吐くように秋広優人選手への苦言を呈していました。
「今日は天気が悪かったし、何か変なお告げが来てたんでしょうね」
もはや呆れてものも言えないという感じだったのでしょうか?
阿部慎之助と秋広優人の2人の関係性
というように連日、秋広優人選手に対しての苦言がやまない阿部慎之助監督。
そしてこの一連の発言がパワハラなんじゃないかと、SNSでは論争が巻き起こっています。
確かに秋広優人選手へは特にあたりが強いような気がします。特にネットニュースだと文面だけで報じることになるので、余計にきつい印象を受けますよね。
ですが2人の関係性を見ていると、その言葉の受け取り方もちょっと変わってくるかと思います。
なにせ秋広優人選手は、阿部慎之助監督が2軍監督だったころからずっと気にかけてきた存在ですからね。
秋広優人選手がルーキーだった2021年は、阿部慎之助2軍監督の2シーズン目でもあります。
当時からマンツーマンで打撃指導を行うなど、手塩にかけて育ててきました。
その選手が去年、レギュラー格にまで成長したのですから。どれほどうれしかったことでしょうか。
それに秋広優人選手も秋広優人選手で、先輩や目上の人から可愛がられるタイプでもあります。
若干畜生なところはありますけれども笑
中日ドラゴンズに移籍した中田翔選手との関係性からも、人懐っこい部部があることはよーく分かります。
阿部慎之助監督から見ても、すごくかわいいんでしょうね~
秋広優人がかわいくて仕方がない阿部慎之助
2024年3月2日・3日と、台湾プロ野球チームとの親善試合が行われました。
台北ドーム会場記念も兼ねた新全試合、なんと台湾野球史上最多の3万7890人の動員があったそうです。
大舞台となったこの試合ですが、2日に行われた中信ブラザーズ戦では秋広優人選手が3安打3打点と大当たり。
見事に野手MVPに選ばれる活躍を見せました
阿部慎之助監督は試合後のインタビューで「いい打撃をできたと思います」とほめつつも、
「立場的に結果を出してアピールしてもらわないと」と、秋広優人選手が置かれる立場を改めて強調しました。
そしてインタビュー後、阿部慎之助監督は台北ドームのカメラワークを絶賛。リプレイ映像がすごくわかりやすかったと、設備の良さを語っていました。
相手打者が一塁線を痛烈に破る打球を放った時のリプレイを流してもらったそうで。
「秋広の反応の悪さが分かった」と愛弟子をいじる発言も飛び出したほど。
どんだけ好きやねんw
ちなみにこの発言が飛び出した時、秋広優人選手も近くにいたのですが、思わずずっこけたそうな。
確かに厳しいコメントを残すこともありますが、期待しているし、かわいがっているからこそなのだと思います。
阿部慎之助監督のもと、秋広優人選手にはさらにビッグな選手になってほしいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。