筒香嘉智は福留曲線に乗った?福留曲線って何?

 

こんにちは!

 

皆さんはネットの野球ファンが良く使う「○○曲線」という言葉を聞いたことがありますか?

 

有名なのは和田曲線でしょうか?

 

西武ライオンズや中日ドラゴンズで活躍した和田一浩さん。

 

29歳までの通算安打が149安打でありながら、30歳となるシーズンから成績を飛躍させ、43歳になるシーズンに2000本安打を達成しました。

 

その安打数の積み重ねをグラフにしたものが和田曲線と呼ばれています。

 

そしてもう1つ、有名なのが福留曲線です。

 

アメリカから日本球界に復帰後、1年目は苦しんで「やはりだめか」と思わせてから成績を急上昇させたときに使われる曲線です。

 

そして現在、筒香嘉智選手がその福留曲線に乗ろうとしていると言われています。

 

はたして、筒香良知選手はどれだけ福留曲線に近い成績を残しているのでしょうか?

 

日本球界に復帰した筒香嘉智

 

 

2024年、あの男がベイスターズに帰ってきました。

 

筒香嘉智選手。

 

2019年シーズンまでチームの主砲として活躍し、同年オフにMLBへ挑戦。

 

アメリカでは安定して成績を残すことが出来ず、MLBAAA、独立リーグまで経験しましたが、泥臭く納得いくまでプレーを続けます。

 

そして20245月、横浜DeNAベイスターズへ復帰

 

復帰戦ではいきなり逆転ホームランを放つなど、さすがの役者っぷりを見せつけます。

 

その後も調整不足などもたたってかなかなか数字は上がっていきませんでしたが、それでも勝負どころではその打棒を幾度となく発揮していました。

 

 

そして復帰2年目となった2025年、この年も開幕からなかなか調子が上がらず、2軍落ちも経験してしまいます。

 

交流戦期間中は復調して5本塁打を記録しますが、交流戦後はまたも不振に。シーズン2度目の2軍落。

 

しかしそこから復帰後がすごかった。

 

813日、代打ホームラン1発かますと、826日の阪神戦では2打席連発830日の中日戦では1試合3ホーマー

 

彼はホームランマシーンだ。

 

結局、813日~101日の約1か月半だけで14本塁打。シーズン通算成績も打率.228(224-51) 20本塁打 43打点と、20本塁打に乗せました。

 

2年目の後半から復活した福留孝介

そしてこの復活劇が、あの人を思い起こさせるのですよね。

 

福留孝介さん。

 

中日ドラゴンズで2度の首位打者に輝き、2008年からMLBで活躍。そして2013年から阪神タイガースでプレーしていました。

 

中日時代2006年の打率.351(496-174) 31本塁打 104打点はあまりにも美しいですよね。

 

当時の阪神ファンは幾度となく痛い目を見させられました。

 

そんな福留孝介さんが阪神に入団するとなったのですから、ファンの期待も高まります。

 

しかし、復帰1年目(2013)の成績は

 

63試合 打率.198(212-42) 6本塁打 31打点

 

確かに打率と本塁打の割には打点が多く、良いところで打ってくれたシーンは何度かありました。

 

ですがファンが求めた姿には遠く及ばない数字です。もちろん本人もそれを感じていたでしょう。

 

 

そして復帰2年目(2014)、開幕戦で西岡剛さんと交錯するというハプニングがありつつも、福留孝介さんに大きなけがはなく試合に出場し続けます。

 

が、やはり打撃の調子は上がってこず、6月まで打率2割前後をうろうろといった状況。そして610日に1軍登録を抹消されてしまいます。

 

しかし復帰後はその打棒に兆しが見えていました。

 

6月:3試合 .333(12-4) 1打点

7月:18試合 .224(58-13) 1本塁打 5打点

8月:23試合 .273(55-15) 2本塁打 6打点

9月・10月:21試合 .357(70-25) 4本塁打 13打点

 

復帰後トータル: .292(195-57) 7本塁打 25打点

 

特に910月の活躍はすごかったですよね。

 

シーズン中もすごかったですが、ポストシーズンでも好調をキープ。

 

クライマックスシリーズでも勝負所でホームランを放ち、チームを日本シリーズに導きました。

 

筒香嘉智は福留曲線に乗った?今後の活躍は

というように、福留孝介さんは復帰2年目の途中からその打棒を取り戻しました。

 

今年の筒香嘉智選手の復活っぷりと重なる部分もあるのではないでしょうか。

 

 

そして復活を遂げた福留孝介さんは、翌年以降も高水準の成績を残し続けています。

 

2015年:140試合 .281(495-139) 20本塁打 76打点

2016年:131試合 .311(453-141) 11本塁打 59打点

2017年:127試合 .263(441-116) 18本塁打 79打点

2018年:123試合 .280(414-116) 14本塁打 72打点

 

2016年ではなんと3割を記録。2006年以来10年ぶりとのことです。この年39歳を迎える年齢でしたがまだまだ元気でした。

 

その後も1週間に1試合程度の積極的休養を挟みながら、勝負強い打撃でチームに貢献します。

 

この成績の水位がまさに福留曲線というわけです。

 

 

筒香嘉智選手も、この曲線に乗ることが出来るでしょうか?

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。