こんにちは~
皆さんは「たくろう」というコンビをご存知ですか?
去年のM-1で審査員を務めたナイツの塙さんが今年注目のコンビとして名前を上げているほどのコンビです。
いったいどのようなコンビなのでしょうか?そして今年のM-1での活躍はあるのか。
詳しく調べてみました!
今注目のコンビ「たくろう」
たくろうは赤木裕さん、きむらバンドさんの2人からなる漫才コンビです。
太眉おかっぱが特徴的なのが赤木裕さん、
もじゃもじゃパーマが特徴的なのがきむらバンドさん。
もう見た目からヤバそうなニオイがプンプンしていますね(笑)
漫才のスタイルもちょっと変わっていて、なんかもう言葉では表現しきれないような独特な世界が広がっています。
確かに間の使い方がかなり特徴的ですよね。
漫才の冒頭からこんなに間があるのもなかなか珍しい。赤木裕さんが挙動不審過ぎてちょっと心配になります(笑)
しかしながら言葉選びが本当に秀逸。
きむらバンドさんの何気ない言葉から赤木裕さんが次々にボケを生み出していきます。
ボケもツッコミも激しすぎず、でもその積み重ねが大きな笑いに変わっていく。
そういった新しい形の漫才がたくろうの武器だと思います。
では2人の個別プロフィールについても紹介していきましょう。
赤木裕のプロフィール
【本名】赤木 裕(あかぎ ゆう)
【生年月日】1991年10月24日
【血液型】O型
【出身地】滋賀県大津市
【身長/体重】171cm/48kg
【中学校/高校】光泉中学校・光泉高等学校
【大学】京都産業大学
ボケ担当の赤木裕さん!
ふとい眉毛に見事なおかっぱ、まるで漫画に登場するキャラクターみたいですよね。
ですがこう見えて元高校球児!
しかも野球強豪校である光泉高校の出身です!
光泉高校、個人的には県内で5本の指に入るんじゃないかと思っています。
2002年に夏の甲子園に出場し、2019年も滋賀県の決勝まで残っていますからね。
残念ながら近江高校に競り負けてしまいましたが、そのスコアが0-1だったことを考えると、その実力の高さがよくわかります。
じゃあ赤木裕さんも相当な実力をお持ちなのかな…?
と思いきや、下手過ぎるという理由で3年の時にマネージャーに転身させられてしまったそう。
強豪校の中の「下手過ぎる」なのでどの程度の実力なのか逆にわかりませんが。
ともかく3年生の時はひたすらドリンクを作ったり、裏方の作業に奔走していたそうです。
でもそういう屈辱的な体験から「いまにみてろよ!」という反骨精神が生まれ、大学卒業後にお笑いの道へと進むことになります。
きむらバンドのプロフィール
【本名】木村 太一(きむら たいち)
【生年月日】1990年1月28日
【血液型】A型
【出身地】愛媛県松山市
【身長/体重】170cm/60kg
【高校】愛媛県立松山中央高等学校
【趣味】木村拓哉の鑑賞
赤木裕さんとは対照的に、もじゃもじゃヘアが特徴的なきむらバンドさん。
きむらバンドさんは赤木裕さんよりも1年早くお笑いの道に進み、NSCの37期生(2013年度入学)として活動していました。
同期には8.6秒バズーカーの2人など。
赤木裕さんとコンビを組む前にも、同期である杉元修平さんとのコンビ「バンドワゴン」として活動されていました。
そして何より気になるのが、趣味「木村拓哉さんの鑑賞」
たしかに木村拓哉さんも一時期こんな髪形をしていたような…?笑
本当にリスペクトしていて、いつか仕事で共演するのが1つの夢だと語ります。
でもNSCに入ったころはもっと落ち着いた髪形だったんですけどね(笑)
https://twitter.com/takurouband/status/1152875045565259777
たくろう結成のきっかけとは?
さてさて、NSCでは先輩後輩だった2人が、いったいどうしてコンビを組むことになったのでしょうか。
実はNSCでは卒業生がアシスタントとして働くことができる制度があるそうで、
きむらバンドさんも卒業後に、38期生の指導補佐としてアルバイトをしていたといいます。
ただアシスタントをしているころにきむらバンドさんと赤木裕さんが出会うことはなかったみたいですが…
同期のアシスタント仲間からはたびたび「赤木ってやつが面白いらしい」という噂を耳にしていたそうで。
卒業後に赤木裕さんがピンになったことを知ると、すぐにきむらバンドさんの方から連絡します。
そして現れたのがヒョロヒョロのおかっぱ(しかも約束の時間に5分遅刻笑)
「こいつめっちゃおもろいやん」と直感で思ったきむらバンドさんは、その瞬間にコンビを組むことを決めたんだとか。
でもすごいのは、ここからのきむらバンドさんの勢いですよ。
この当時きむらバンドさんはまだバンドワゴンで活動していましたからね。
実際にきむらバンドさんが「バンドワゴン」解散を発表したのが2015年の9月23日なのですが、
ご報告
この度僕たちバンドワゴンは解散する事になりました。
バンドワゴンに関わった全ての皆様ありがとうございました!
僕も杉元も芸人は続けますのでこれからもよろしくお願い致します!
というわけでソロデビューするきむらバンドもよろしくお願いしますねー^_^— たくろう きむらバンド (@takurouband) September 23, 2015
その翌日にはもう赤木裕さんと「バトルZAライブ」に出演することを公表しています。
10月のバトルza告知!
13日、24日、25日にバトルzaにユニットで出場します!
コンビ名は「拓ろう」です!
ユニットのお相手は37期の大沢たかおこと元ムミムシュウ赤木裕くんです^_^
よろしくお願い致します! pic.twitter.com/vJdeWqPKzS— たくろう きむらバンド (@takurouband) September 24, 2015
つまりバンドワゴンでの活動をつづけながら赤木裕さんを口説いていたのか……
ちなみにこの時のコンビ名は「拓ろう」
後に「たくろう」となるこのコンビ名なのですが、
バンドワゴン解散の翌日にもう名前が決まっていたのなら、相当前からこのコンビでの活動を考えていたとも受け取れます。
きむらバンドさん、なかなか策士…!
それに杉元修平さんもよく納得してくれたというか。
きむらバンドさんの熱意に押されたのか、赤木裕さんの才能を認めていたのか。
ちなみに杉元修平さんも2017年10月、同期の山根勝利さんと「カンタービレ」を結成し、現在も精力的に活動されています。
短期間で急激な勢いをつけたたくろう
正式に「たくろう」を結成してからの2人は、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していきます。
2016年8月に行われたKakeru翔GPでは見事1位に輝きました!
結成からまだ1年足らずながら、その実力が本物であることを証明します。
特に勢いがすごかったのが2018年ですよね。
6月、第39回ABCお笑いグランプリで決勝に進出します。
ABCお笑いグランプリというと、関西ではかなり権威のある賞レースですよね。
ここ数年だけでもかまいたちや霜降り明星たちがここから羽ばたいています。
いわば登竜門ともいうべき大会を経験したことで、自信にもつながったのではないでしょうか?
さらには7月には第8回ytv漫才新人賞決定戦にも進出しました。
ytb漫才新人賞では芸歴10年以内のコンビを対象にした大会で、出場できるのはわずか6組だけ。
大会前には出場権をかけた「選考会」が行われるのですが、たくろうは見事選考会を1位で突破しました!
もうこの時のたくろうの勢いは本物でしたね。
2位通過だったセルライトスパの肥後裕之さんも、たくろうの勢いを警戒していました。
しかししかし、本戦での結果は準優勝…
ちなみにこの時の1位はからし蓮根なのですが、この時は本当に僅差だったんです。
最終決戦ではからし蓮根が合計点1155点、たくろうが1143点。
本当に惜しかった……
あの大御所芸人たちもたくろうに注目!?
さてytb新人漫才賞でもライバルとして立ちはだかったからし蓮根ですが、
たくろうとからし蓮根にはある共通点があります。
実はこの2組、ナイツの塙さんが今年のM-1注目コンビとして名前を上げているのです。
からし蓮根については以前にも当サイトで紹介しました。
→2019年M-1はからし蓮根に注目!せやねんファミリーから王者誕生再び!
たくろうとM-1といえば…
やっぱり2018年大会の敗者復活戦の話は欠かせませんよね!
このときもたくろうらしいネタを披露していたのですが、なんと時間切れにより最後までネタを披露しきれなかったんです。
それが逆に笑いを取る結果になったというのもたくろうらしいですが。
塙さんもたくろうの独特なスタイルを気に入っており、2019年9月29日に放送された「ゴッドタン」でもたくろうに期待していると発言しています。
同じくM-1審査員を務めるオール巨人さんも「サンドウィッチマンを見ているような感じ」と高評価。
それから東野幸治さんやフットボールアワー後藤輝基さんもたくろうを注目しているみたいですよ!
東野幸治さんは赤木裕さんのボケを「残尿感みたいなボケ」と評しています(笑)
私も「今年はたくろうが絶対に決勝に来る」、そう思っていました。
しかしなんと11月20日の速報にて、たくろうが準決勝で落選という情報が入ってきます。
マジか…どれだけレベル高いんだ。
しかしながらまだワイルドカードの可能性も残っているので、こちらに期待したいところ。
(ワイルドカードとは)
準々決勝で披露されたネタがGYAO!内で動画として配信、最も視聴されたコンビが準決勝に復活するシステム
昨年の敗者復活戦でも伝説を残したたくろうですから。
今回も…と奇跡を願うファンもすごく多いです。
いったいどうなるのか、片時も目を離せません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。