こんにちは!
いまや“あほの坂田”というと、歌い手さんを思い浮かべる方が多いでしょうか?
ですが幼いころから関西で生活している方々からすれば、やはり“あほの坂田”ではなく“アホの坂田”ですよね。
あ~りが~とさ~ん
のギャグでおなじみ、坂田利夫師匠でございます。
歌い手のあほの坂田さんもすごい人気を誇りますが、本家アホの坂田さんだってすごいキャリアをお持ちなんですよ。
今回は大御所芸人、坂田利夫さんについてまとめてみました。
坂田利夫のプロフィール
【本名】地神利夫
【生年月日】1941年10月7日
【出身】大阪市港区
【身長】159cm
【高校】此花商業高校(現:大阪偕星学園)
御年81歳。
いまや大御所芸人となったアホの坂田こと坂田利夫さん。
関西ではおなじみの存在ですよね。
インターネットが広く普及した昨今では、歌い手の「あほの坂田。」さんのことを思い浮かべる方も多くなってきたかもしれませんが。
2016年に「となりの坂田。」に改名されましたが、いまも個人で活動する際には「あほの坂田。」名義を使うこともあります。
ツイッターの日常アカウントの名前も「あほのさかた」のままですしね。
彼も兵庫県出身ということで、小さなころから吉本に触れてきたのかもしれません。
でも91年生まれのあほの坂田。さんが大きな影響を受けていてもおかしくないほど、本家・坂田利夫さんもすごい実績を残しているんですよ。
アホキャラとして大ブレイクした過去
坂田利夫さんは1961年、吉本新喜劇の研究生として芸人の道を歩み始めます。
そして1967年には前田五郎さんとの漫才コンビ「コメディNo.1」を結成。
70年には上方漫才大賞の新人賞、その2年後には同コンテストで大賞を受賞するなど、実力が高く評価されたコンビでした。
また「アホ」にまつわるギャグが生み出されたのも、コンビ活動がきっかけです。
ある日の舞台で前田五郎さんが「お前はアホか」というと、それに坂田利夫さんが「そうやアホや」と反論。
このやり取りが大ウケし、次第に坂田利夫さんのアホキャラが確立されます。
72年には楽曲「アホの坂田」のレコードが発売。
「アホ、アホ、アホの坂田」という歌詞を荘厳でクラシカルな曲調に乗せたこの曲は多くの人の心をつかみ、瞬く間に大ヒットしていきました。
アホの坂田は一躍全国へと広まっていったのです。
あ、よいとせのこらせ
あ~りが~とさ~ん
などのギャグも多数生まれ、坂田利夫さんのメディア露出も爆発的に増えていきました。
しかしその一方で、アホキャラの大ブレイクにより全国の坂田性の皆さんのあだ名が「アホの坂田」になる現象が続出。
特に小中学生の間ではいじめにつながりかねないということで、「アホの坂田」のレコードも廃盤になってしまったほどです。
裏を返せばそれくらい、坂田利夫さんの勢いはすさまじいものでした。
実はアホキャラに悩んでいた過去も
坂田利夫さんが大ブレイクしたのは70年代~80年代にかけてなのですが、歌い手のあほの坂田。さんのように平成生まれの方々にもおなじみの存在であります。
世代を超えて愛された存在であることがわかりますよね。
とはいえ、冗談でもアホアホ連呼するのは禁物。
ご本人はプライベートでアホといわれるのは嫌らしく、いまでも街中であったファンに「アホ」って言われるとすごくご機嫌ななめになるんだとか。
ブレイクした当時も、このままアホキャラでやっていくことに悩んでいた時期もあったそうです。
(坂田利夫さんのお母さんも、実の息子が「アホ」といわれることにすごく抵抗があったそう)
でもこのキャラクターで長く活躍できるのも、ひいては坂田利夫さんの人柄あってのことです。
友人思いでとてもやさしい人、それでいて少し天然
そんな愛すべきキャラクターなのです。
今後は歌い手の坂田さんだけでなく、芸人の坂田利夫さんにも注目してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。