塗装屋さんが使うシートってどんな物がある?値段や使い方を解説

ペンキ屋さんに限らず、解体工事や仮設足場の組み立てなどで張られているシートって見かけた事ありませんか?

 

シートを設置する意味合いとしては、ペンキ屋さんの場合はまず足場に登っての作業になりますので、足場からの転落や事故防止の為にシートが架けられます。これはどの業種でも同じ意味合いで設置されているかと思います。

塗装作業の場合は作業員の安全の確保の為でもあるのですが、もう一点シートを設置する意味があります。

 

塗装作業をする現場の周辺に全く何も無い状態だとそこまで気を使う必要性は無いのですが、外壁塗装の場合は一般の住宅が多いのでどうしても住宅がひしめき合っている場合が多いんです。そのような場合だと、塗装作業すると当然手作業で塗料を塗るわけですから作業している際に塗料が周りに飛び散ってしまう恐れがあるんです。

 

風が強い日など天候も色々ありますから、シートを架けていても常に気を使いますね~飛散してはいけない部分が近いと冷や冷やものです(笑)

家だけではなく、車も駐車しているご家庭が多いのでもし飛散して損害賠償なんてことになったら・・・とんでもない不利益になってしまいます。

かなり危険な状況な場合はシートを二重にして設置したり、近隣にお声を掛けさせて頂いて了解が得られれば「カーシート」っていう車に被せる専用のシート等を使うこともあります。これは人によっては車にシートを掛けられるのを嫌がる人もいらっしゃるので注意が必要です・・・

ペンキ屋さんが使っている、足場に掛けるシートにも何種類かあります。一般的に使われているのはメッシュシートといって、網状になっていて通気性があるタイプのシートですね。網状になっているのでシートを張っていても風が強いと塗料が抜けて飛散してしまうことも・・・

通気性が良いメッシュシートの利点は、風に煽られにくい点ですね。値段はホームセンター等だと大きさにもよりますが1枚2000~3000円で売っています。

ケースバイケースですが、飛散の怖い場面だと「ブルーシート」という物を使う場合もあります。これは建築に詳しくない一般の人も知ってるんではないでしょうか?このブルーシートは通気性がほとんど無く、塗料の飛散はしにくくなっています。ブルーシートはホームセンターで1000円~売っていますね。メッシュシートよりは安価で手に入ります。

塗料の飛散が少ないならブルーシートで全部囲えば良いんじゃないの?って思われるかもしれませんが、それだと不具合があるんですよ(笑)

まず、ブルーシートで全部覆ってしまうと塗装面が見難くなって作業性が悪いのと、通気性が殆ど無いので風の影響を受けやすくて、足場が揺れたりしてかなり危険な状態になってしまいます・・・

 

高圧洗浄の時とか、近隣に汚い水飛沫が飛ばないようにする場合など以外は、メッシュシートを使うことが多いですね!

 

メッシュシートと言えば、台風の時期になると大変なんですよね~天気予報で台風が来る情報をチェックして風の影響でシートが煽り、足場が倒れないように括りにいくんですよ。それは毎年のようにやりますね!シートの台風養生しにいって風をひいて仕事できない~!なんて事も良くありました(笑)