外壁以外の付帯部の塗装 ここは塗ってくれるんだろうか?疑問点を解決!

外壁塗装というと、大まかにいうと屋根の塗装と壁面の塗装と言うイメージがありますよね。

それ以外にも付帯部といって、壁面や屋根以外にも塗る所が沢山あるんですよ~。

まず、どこのお宅でも必ずと言って良いほどある塗装物だと・・・雨樋、破風板、庇、水切り、雨戸などが挙げられますね。

比較的古い住宅だとこういった付帯部が結構多くて、手間が掛かりやすい事が多いです。

 

 

例えば、ベランダの手摺や門扉なども昔の住宅は鉄製で出来ているものが多数ですので、そこも塗装の範囲に入ります。防犯用の面格子なども鉄製が多いですし・・・

対して、ここ数十年まえからサイディングボード貼りの住宅に移行してきていますので、上記に当てはまる塗装物が少なくなってきています。

ベランダの手摺なども今現在建築されている住宅はほぼ全てアルミやステンレス製を採用されてますしね~。ステンレスの素材にも実は塗装できるんですけど、基本の方法で塗装すると密着しないのですぐ塗装が剥がれたりするんです。だからあまり塗装しない方がいいんですけどね。ただ、外壁が綺麗になったらどうしても劣化している部分が気になるってお客様も居るので、ご指摘があれば塗装させて頂く事もあったりします。

 

外壁の塗装は基本的に水性塗料を使用する事が多いのですが、このような付帯部の塗装には、基本的に油性の塗料を使用します。

一般的な外壁塗装で付帯部に塗装されている塗料はウレタンかシリコンの塗料を使用しています。

塗料のランクで言うと、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素 の順でランク付けされています。

こだわった塗装店だとフッ素の塗料が標準で使用されていて、他の塗装店との差別化で集客してる所もありますね~。

ウレタンやシリコン系の塗料はフッ素に比べて比較的安価なのでよっぽどの事が無い限りウレタンかシリコンを使うのが殆どだと思います。

この付帯部に使用するウレタンやシリコン系の塗料にも、1液型と2液型の塗料が存在します。1液型の塗料は、その塗料自体を容器に入れれば塗れるのですが、2液型の塗料の場合は硬化剤という特殊な液体をメーカー指定の混合比にて調合したものを塗装に使用します。

 

 

昔は2液性の塗料が多く使用されていたのですが、技術の進歩により1液型の塗料が開発されました。2液型の塗料は硬化剤と混ぜると翌日には固まってしまい、次の日に使用出来ないなどの不便性がありました。

1液型は硬化剤を入れないので、中途半端に残っても固まらないので再利用できますし、コスト的にも優秀になります。

 

でも私が感じるのは、1液型は便利ですが、2液型の塗料の方が不便ではありますが仕上がりや耐久性が1液型よりは上かなーと個人的に思います(笑)