外壁塗装の際に下塗りで使う塗料は?施工方法も解説します!

 

外壁塗装に使用する塗料にも色々な種類があります。

 

 

塗装にも工程があって、工程ごとに塗料を変えて塗装を行うのが一般的です。

 

 

今回は塗装の工程「下塗り」について解説したいと思います。

 

 

使う塗料のよって工程が異なったりするのですが、一般的な外壁塗装の場合だと・・下塗り→中塗り→上塗りと大体3工程で終わるのが殆どです。

 

 

まずはじめに、なぜ下塗りを最初の工程にもっていくのかというと、塗装を行う壁面と塗料を密着させるために下塗りを1工程目で行います。

 

 

下塗りを施工せずにいきなり上塗りを塗装すると、塗装の剥がれや耐久性に物凄く影響してしまいます。

 

 

下塗りに使う塗料の種類は、使う塗料や塗装面で変わってきます。すでに工事をする住宅の外壁が塗装されている場合は、微弾性フィラーという下塗り材で塗装します。この塗料は弾力性があり、細かいひび割れなどはこの塗料を塗ると埋まるくらいの肉厚が付く塗料です。ある程度大きいひび割れがある場合は別途コーキング処理はしないといけません。

 

 

 

弾力性がある下塗り材を塗装することによって、地震や振動などでひび割れの原因をなるべく少なるなどの効果もあります。

 

 

下塗りの塗り回数は、基本的には1回なのですがそれは下地によっては下塗りを2回塗装する場合もあります。外壁の下地がデコボコしていて吸い込みが激しい場合や、外壁の模様がスタッコ仕上げの場合だと壁面がかなり粗いので外壁の荒さをなだらかにするために2回塗りする場合もあります。

 

 

 

サイディングの住宅の塗り替えの場合は、サイディング用の下塗り材を使用します。モルタルやALC用の下塗り材を塗ってもあまり問題は無いのですが、塗料メーカーも色々と開発・研究をしていて、サイディング用の下塗り材を作っているのでそちらを使用するのが一般的ですね。

 

 

 

上記の下塗り材は主に水性塗料なのですが、鉄部関係の塗装物にはこの下塗り材は使えないんです。

 

 

鉄板のサイディングやその他モルタル・ALCの外壁以外の壁面には溶剤系の下塗り材が使われることが多くて、俗にいうプライマーと言う塗料になります。

 

 

この溶剤系の下塗りは、油性なので水性の下塗りに比べて塗料の匂いが半端なく臭いのです(笑)かなり有害ですのでマスクを装着しながら作業しています。

 

 

一般の住宅がひしめきあっている中、この溶剤系の塗料を塗るとやはり匂いが気になりますよね・・・

 

 

昔は塗料全て油性が多かったそうで、苦情などが多発していたそうです。今は環境にも配慮された塗料や、低臭の塗料も開発されているのでかなり作業性は良くなっているみたいです。

 

 

かなり昔、やーさんの事務所の隣を塗装してて塗料の匂いが臭いって文句かなり言われた経験があり、あの時は怖かったです(笑)