ペンキ屋さんがよく言う「色合わせ」って何?分かり易く解説

ペンキ屋さんが良く言う言葉、「色合わしなあかん」こんな言葉があります。

「色合わせ」ってなにか想像できますか?

分かり易く言うと、色々な塗料の色を使って希望の色を調色する事です。

主に使用する色は、赤・黄・黒・紺などですね。赤と黄色は2種類あって、真っ赤と真っ黄色もあります。

 

真赤と真黄を使わないと絶対に作れない色も存在していて、色あわせって凄く奥が深い作業なんです。

色合わせはどんな時にするかというと、外壁を塗り替え時に付帯部の塗装をする訳ですが・・・

 

用意している基本色の色では納得出来ないお客さんも居るわけで。

 

そういう場合はお客さんの要望を聞いて、好みの色を作って塗装したりします。

 

後は、補修の工事など一部分だけ塗るといった仕事もよくあるんですよ。

 

そういう場合は補修しない場所の色と出来るだけ同じにしないと変ですよね?

 

なので周りの色と同じ色に調合してその塗料を使って塗装します。

 

しかし補修しない部分は長年の汚れや色飛びもあるのでなかなか同じ色にはならないんですよね~。

 

こればっかりは腕前次第といったところでしょうか。。

 

知り合いのベテランの職人さんはどこを補修塗装したのか分からない位までペンキの色合わせに拘る方で。

 

以前補修で塗装した現場を見せて頂きましたが、どこが補修塗装した部分か全く分かりませんでした!

 

さすがベテラン職人だなーとその時に思い、自分もそんな職人になれたらいいなーと思いましたね。。

 

色合わせは基本的に同じ塗料で行います。

 

付帯部塗装で使用する塗料であれば、ウレタン塗料などの原色、赤・黄・黒・白などですね。

 

これを使って色を作っていきます。

 

水性の外壁に塗装するための塗料の場合は、基本となる水性の外壁塗料に「種ペン」という色を着色する専用の液体を混合して色を調整していきます。

 

この液体は少量でかなりの着色が出来るので凄く便利です。この着色材を使ってオイルステインの材料だって作れます。

 

ただ少しこの着色材を使用すると問題点もあるんです。

 

それは、着色材を使用した塗料は日光などの影響によって色飛びがしやすくなるので・・・

 

着色した色が変色しやすくなって、年数が経つと色が抜けた感じになりやすいのです。

 

 

そういった理由があるので、出来ればこの着色材は使わないほうが良いと私は考えていますけど、どうしても使わなければ行けない場面もあるので仕方ないのですがね~。。

 

 

「色合わせ」について少しは分かって頂けましたか?

 

ベテラン職人さんは色合わせするのに数分でやって見せるのに、自分はまだまだかなりの時間が掛かってしまいます。

 

これはセンスの問題やでっていわれていますが、そうなんでしょうかね~?日々勉強ですね(笑)